石川啄木新硏究冬樹社, 1976 - 346 من الصفحات |
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الصفحة 56
... 思ふて居る人がはたして偉くなり得る力を持って居る人かどうかわかりませんのネ・・・・然し私は吾が夫を充分信じて居ります。大才を持ちながらいたづらにうづもるるゲザのたぐひではないかと思ふと何とも云はれません、世の悲しみのすべてをあつめても ...
... 思ふて居る人がはたして偉くなり得る力を持って居る人かどうかわかりませんのネ・・・・然し私は吾が夫を充分信じて居ります。大才を持ちながらいたづらにうづもるるゲザのたぐひではないかと思ふと何とも云はれません、世の悲しみのすべてをあつめても ...
الصفحة 57
... 思ふてああ云ふてよこしたのでせう、なんだかあまりグチになりますからこれでよしませう。あほんとうに私の不平をきいて下さるのはお兄さん一人ですわ、はしたない女と思し召すでせうが可愛想と思ふて下さいませ、思へば一昨年の十一月でしたが私はお産 ...
... 思ふてああ云ふてよこしたのでせう、なんだかあまりグチになりますからこれでよしませう。あほんとうに私の不平をきいて下さるのはお兄さん一人ですわ、はしたない女と思し召すでせうが可愛想と思ふて下さいませ、思へば一昨年の十一月でしたが私はお産 ...
الصفحة 305
... 思ふ。その後三十七年の秋十一月中旬、新築地の姉の家だった長屋の二階で、壁に貼られて煤けてゐたの 同じ三十七年の晩秋、予が 305 第 4 章石川啄木と福士神川 三十五年の初刷には、白羊会同人の詠草を載せた。その正月の八日( ? )に予が発起で、多賀の ...
... 思ふ。その後三十七年の秋十一月中旬、新築地の姉の家だった長屋の二階で、壁に貼られて煤けてゐたの 同じ三十七年の晩秋、予が 305 第 4 章石川啄木と福士神川 三十五年の初刷には、白羊会同人の詠草を載せた。その正月の八日( ? )に予が発起で、多賀の ...